キル・ビル

いやはやスゴイもん見ちゃった…
実のところタランティーノ作品は初体験で、
深作欣二監督の映画も高一の時にバトルロワイヤルを観たっきり。
東映ヤクザ映画やその系列に至っては今までかすりもしない人生を送ってきました。
そういうわけで見てきた物の方向性はともかく、世代も世情も大きく違う私には
この映画を作った人物の根底に流れる「何か」を恐らく本当の意味では共有できません。
にもかかわらずこの映画を見ている間、終始ニコニコ笑いが止まりませんでした。
ワイヤー丸見え移動シーン、鎖鉄球女子高生に日本刀にトラックスーツ(もどき)で大暴れするオネーチャン。
なんちゅうダメ設定の数々!本当に好きなのねこういうの…はい、私も大好物です。
思えば制作者自身が取り込んできた作品群については
前述の通りお粗末な知識から持ち合わせていない私ですが、
そういうものにどっぷりつかって幼少〜青春時代を過ごした世代の
リエータ*1の描く物を取り込んで今までやってきました。主にオタクを。
なーんだこうやって循環していくのね!受け継がれるダメマインド。
自分たちの世代のこの手のオタク(だよな〜どう考えても)が
オッサンおばさんになる頃に彼らは一体どんな代物を作っているのでしょうか。
それを考えるとちょっと年取るのが楽しくなってきます。
あくまでちょっとだけですけど。
そしてオタク卒業する気サラサラ無しの自分に気づいてげんなり。
まぁなるようになるさー(現実逃避)

*1:っていうか主に漫画家