エクニさんの小鳥ちゃん(これは感想なの?)

承前

ぼくの小鳥ちゃんについてを述べる前に、
お話の性質上(?)まずは誰に
(というか「小鳥ちゃん」と「僕の彼女」どちらに)
感情移入したかハッキリ示しておく必要があると思うんですが、
実のところあんまり誰々に自分を当てはめて、
みたいな読み方はあんまりしませんでした。
敢えて言えば「僕」かな…反則くさいですが。


しかし小鳥ちゃんって女子の(特に若年層の)受けが悪そう。
私はわりと好きです。
というかこういう「男の人に好かれそう*1な要素」
を目にすると、嫉妬やら羨望やら共感を得たりが無い。
上手く言えないのですが自分の外側に置く感じで。
少し離れたところから眺めてかわいいなーとか
思っているのが主。
ごくたまにもの凄く心がささくれ立っているときは
「ケッ!」とか思うこともありますが
そういった時って大体世の中の全てが気にくわなかったりしますし。


女子の鑑賞物的側面、というか男女年齢問わず存在する、
そういうふうに捉えがちな人の存在はまあ有るものだと思うし、
自分だけはそういう目から自由だと
思っているわけでもないはずなんですが…
なんなんでしょうね。別にどうでも良いんだけどね。
オタだから?でなんでも済ませるわけにもゆかず。


まぁ、本当にどうでも良いんだろうけどね(ぶっちゃけた)

三者のポジションの再現性。

「ぼくの小鳥ちゃん」とは、
ある日突然、僕の元に可愛らしくて生意気な小鳥ちゃんが
やって来るところから始まる「僕」と僕の「彼女」と「小鳥ちゃん」
のお話なわけです。


というかもうこのあらすじを書いただけで
ひとが小鳥ちゃんになんのメタファーを見るのかは
ほぼ共通していると思うのですが、
大体は「少女」とか「少女性」と言ったものに集約されると思います。
乱暴な括りですが。
しかしながらその「少女らしきもの」の解釈をもう少し広げて
「(物語に於ける)子どものような性質のもの」として据えてみると
このお話に類似したムード(あくまでむーど)は
わりと日常的なシチュエーションで有り得るような気がします。


それこそ彼氏が子犬を飼い始めました。とか
場合によっては新婚夫婦に娘が出来ました。でも良いわけですし。
そういうときに三者揃って、で良い感じに暮らしていくためには
「彼女」役がどう振る舞うか、
(無論このポジションが常に女性という事も無いでしょう)
それががだいぶ重要になってくるのだろうなあ
と思います。


もちろん「僕」がぼんくらでないことは大前提だとは思いますが。

*1:イヤな言い回しだ