私は文章や映画とか音楽を書いたり見たり聞いたりすることが大好きでありますが
この上ない愛情を注いでいるかというとそれは微妙なところです。


これが絵とか漫画とかになるともうだいぶん話が違ってきてそれらに向けているのは
もはや愛なんだか妄執なんだかとにかく暑苦しくてめんどくさい感じのなにかです。*1
(ちなみにアニメやライトノベルは比較的なじみの薄いジャンルなので
とくに思い入れのたぐいは無いです。)


映画は作られる過程でかかるお金が桁違いのジャンルだから
いろいろ大変そうだなぁ、と思った話。
キャシャーン好きなんだけどなんで好きなのかは説明しづらいなぁ…。
でもあれ問答無用で共感できるようなダメで浅薄な人間*2以外の人で
怒りを感じるの人が居るのも当然っちゃ当然の話の気もします。
キリキリのインタビュー見るとまたここから意見が変わったりするんでしょうか。


でもぶっちゃけ作り手の思想になんざ毛筋ほどの興味も沸かないです。
これはどのジャンルでも一緒。
ルグウィンがガチガチのフェミだろうと
吉本ばななの私生活が年々オカルトじみた方向へ順調に傾いていようと
某漫画家夫婦が豪邸建てて金を湯水のように使ってて旦那のほうがドカドカ原稿を落としていようとも
(これは姿勢の問題で外野がやいやいいう話で無いと思う。
それをやると「普通は」干される、というだけの話。)*3
それらは作品への足かせにも下駄にもなりえない
…と思ってはいるものの
ゲドの第四巻への感想で「おばはんがでしゃばりやがって」的なものを見ると
思わずにやにやしちゃう辺り私も大概周辺事情に踊らされてます。トホホ。
でも女性作者の私生活と容姿叩きに終始するのは流石に違うと思う。なんなんだこの現象。


でもアレだね!作った奴の思想が何であれ
作ったものをその思想のための道具にし出したら話は全然違ってきて
どうにかしなきゃならんというかそんなこと許せん。


ん?キリキリの話ってもしかしてそういうことなのか?

*1:上記は「ジャンル」に対しての話で、これにモチーフやテーマが絡むとまた事情が違ってくるのですがそれはまた別の話。

*2:ex私

*3:ここでもっと的確な例えが確実に有るんですがぱっと思いつくのがこれだけでした。すみません。