昨夜書いていた自力トリップの件*1に関連して

麻草さんのダイアリのコメントにて質問をしていましたところ、
詳細な説明を頂いてしまいました。どうもありがとうございます!
http://d.hatena.ne.jp/screammachine/20040709#p1
文中に出てくる演技に「入る」という状態について
おぼろげながらも感覚的にわかるような気がしてます。


うまく言えないのですが、
浅草さんが説明してくださった状態は、乱暴に言ってしまうと「世界が変わる」で
私がたびたびなっているアレはそれよりか「世界が消える」といったものに近くて
(己の認識の変容という点ではいっしょなのでしょうが)
違う性質のもののような気がしてきました。
すこしロマンチックに過ぎる例えかもしれませんが
前者が扉なら後者は落とし穴、目隠し?みたいな。


私がなるのは
たとえば


自分が目にしている情景をフルカラーの図版(もしくは写真)であると仮定したとして、
その図版の上に透明なフィルムがかかっていて、
そこには物品についての書き込みがしてあって、
すごく簡単な文にしてしまうと

  • テーブル
    • 数年前この家に移ってきた時に買い換えたもの、
    • 父のお気に入り
      • おととしうっかり自らが焦げ跡を作ってしまったときはたいそう落ち込んでいた
  • -

etc
と言った感じになると思うのですが、
単純な記憶に感情を上乗せしたような、
簡単に言ってしまうと「おもいで」みたいなものになってくるのでしょうけれど
そして通常はこういった感じで連続的な時間を
ページを確認したり新たに書きこんだり上書きしたりして過ごすのが
私の場合、かなり小さい頃からその透明なフィルムがいきなりペロペロめくれ出して
図版のみのまっさらになってしまう事がたびたび有って*1
小さな頃はそのたびになんとなくわかったような気持ちにになっていたこと*2
あらためて付きつけられるハメになり、「やっぱりそれは考えなくちゃならんことだろう」
と最初のうちは律儀に付き合っていたのですがそれで結論が出るはずも無く、
というか考えれば考えるほどに絶対にわからないことがわかってしまって
最後には不安と恐ろしさでパンパンになって親の元へ走ったりしてました。
10歳の時、唐突に「きりが無いから律儀に付き合うのはやめよう」と思って
そう決めてからはページがめくれ出したら大急ぎで今目の前にあることに集中して
(たとえば今日の晩御飯だとか髪の毛を洗う作業だとか)
収拾がつかなくなる前に何とかできるようになりました
(この辺り麻草さんが言われた
「意図せざるくだらないものに意識を向けて、脱出する」ってことといっしょですね、多分)


その後「これで出なくなるかなぁ」とうっすら期待していたものの
相変わらずページはいきなりめくれて、大急ぎで戻す、
というサイクルは変わらず(ほんの少しだけペースは落ちましたが)
「まぁこんなものだろうなぁ」と一人納得して今まできました。
が、最近どうも通常は小学校卒業ぐらいの時期までに自然に出なくなるという事を知って
というかカウンセラーに聞いたのですが、
それで、すこし又この「めくれる」に対しての付き合い方を考え直さなくちゃな、
と思っていたのでした。


まだ考えがちゃんとまとまっていなくて
ちゃんとした文章に整理できていないのですが(すみません)
ひとまずこんな感じです。

*1:大体半年に1〜2回程度。ちゃんと数えたことは無いのですが恐らく。

*2:それこそ、自分が死んだら「自分(という認識)」はどうなるのだろう」みたいなこと