GOING UNDERGROUND「トワイライト」

あぁ良いなあ…(それしか言えんのかい)
ゴングラ*1第一の魅力が松本素生のイイ声というのは
恐らく衆目の一致する所でありましょうが、
自分がここまでどっぷり填っている理由は、それにプラスして
彼の描く詩の世界が非常に肌に合うからなのだと思います。


(以下私見丸出しの感想というか解釈というか)
歌にも有るとおり基本的に登場人物は「きみ」と「僕」で脇役は無し、
彼らが謡のはそういった世界であるものの、だからといって決して「閉じた」感じを受けない。
少なくとも「閉じきって」はいないと思う。


世界は思い通りにならないし、好きなあの娘といつも結ばれる訳じゃない。
それに多くの恋人同士はいつか別れるし、ヒーローになんてそうそうなれない。
それでも帰り、暮らしていくのは「僕の街」で、
連れ立っていた誰かと分かれ道を別々に行かなければならないこともある。
それらは「そういうもの」であって、それに痛みが伴ったとして
それを忌避する物では無いし、良くないことでもない。
…とこれらは私見です。が、GOINGが語っているのもそういう事なんじゃないかと思っています。


自分にとって気にくわないことはたくさん、それこそウンザリするぐらいあって
楽しいことが有ったとして、その裏っ側に3倍(もしくはそれ以上)のなにか嫌なことが隠れていることもザラにある。
だからといって彼らは歌中で「じゃあぶち壊しちゃいなよ」とは決して言わないし、
言わないであろう事に関して信頼を置いている。だから安心して聞くことが出来るのだ。


それと、「鉄塔のガイコツ ネオンのゼリー」(ダイアリー)とか、単純に言い回しにシビレる所も多いです。


こんな調子でGOING大好きな私ですが
先日のMステではじめて動く素生さんを見られて内心興奮していた所、
傍らで見ていた母が素生さんの外見を激しく気持ち悪がっていて軽く落ちこんだり
素生さんは「そう」じゃ変換できないもんだから
「すなま」で変換しているうちにPCがすっかりそれで覚えちゃったり
リアルで強力にプッシュしているのにも関わらず一向に填ってくれる知り合いが出来なかったりしていますが
ミーは負けません。負けませんともさ…。

*1:勝手な略称。公式にはどうなってるのか