中性貴族社会ぐだぐだお家騒動
出生、本名、あらゆる記録が残っていない幻の中世の歌姫。 彼女はどうやら後世の貴族の失踪(実際は暗殺)事件の際 その記録の一切を消されてしまったという。 近代のある小説家が図書館にてたまたま目にした歌劇のチラシには それまで架空の人物とされていたある歌姫が出演者に名を連ねていた。 そこから始まる探求にて明らかとなる 実在の歌姫がフィクションにされてしまった経緯と その裏に存在した恐るべき真実とは…
という内容の「ノンフィクションと言われていた」彼のベストセラーが
実は筆者のでっちあげだった!
という内容のテレビ番組をやっていて*1
テレビの前の自分は「夢は夢のままにしておいてほしいなぁ…」と大層がっかりした
…って内容でした。(ああややこしい)
しかしその小説家が中世の風俗や芸人とパトロンの関係について丹念に調べ上げた上で
でっちあげた執念は素直に賞賛しろー!
それが壮大なネタに釣られて踊らされた香具師らからのネタ師に対する礼儀だろうがー!
とピントのずれた憤りを露わにしてみる。